エピフォンのピックアップを替えてみた感想(Inspired By Gibson ES335)

半年ほど前の誕生日の朝に僕は一人でぶらぶらと出かけ、おいしいコーヒーを飲んで、好きなお昼ご飯を食べたいと思い家をでました。その日勢いのまま池袋の石橋楽器さんまで行ってしまい、自分への誕生日祝いとしてエピフォンのES335を買って帰ってきました。幸せな一日でした!

f:id:tanoshiiguitarjournal:20210702135528j:imageこちらです^_^

中学生のころスラッシュに憧れ、はじめて自分の意志で手に入れたギターも(そのまえに叔父から譲って頂いたスクアイアはあったが)エピフォンのレスポールでした。僕は子供のころから物をいじくるのが好きで、その当時のレスポールもスラッシュモデルのSeymour Duncanピックアップを購入し、配線を自分で繋ぎ直しました。ノブも替え、ピックアップも変わったギターは外観も音もかなり変わっていました。

今回の335はそんな時期を思い出させるギターでした。あの時のレスポールと同じ工場で、同じ人たちに造られているギターです。しかし、この新モデルは仕上がりがとても良く、フレットのビビりやハードパーツの組み込みも制度が高いです。昔のレスポールはとにかく見た目と価格で選びましたが、どこを弾いてもビビりまくり、そして下側のストラップピンが1cm程横にズレているなどありました。この335はフレットは少し磨きが甘かったものの、他の点はとても制度が高くびっくりしました。今年からポットもCTS製になっております。

それからしばらくそのギターを弾いてみて、ピックアップをアップグレードしたくなってしまいました。音色に特に不満は無い物の、ブリッジPUの出力がネックPUに比べ大分弱いことが気になっていました。もっといいPUに変えてしまおう、と、SoundhouseでSeymour Duncan Seth Lover PAF セットをポチりました。

f:id:tanoshiiguitarjournal:20210702135728j:imageこちら!

はんだごても一緒に注文し、作業開始。出来上がった時の第一印象は、ニッケルメッキがオリジナルパーツよりも綺麗だということでした。細かいことですが、見た目の印象が若干渋くなりました。

肝心な音はと言うと、、あまり変わりませんでした、笑笑

確かに少しクリアになったのですが、ブリッジとネックのバランスもほぼそのまま。これはこの類のギターの構造上一般的であるということが後でわかりました。Seth Lover PAFは凄く良いピックアップです。音は僕の好みドンピシャです。ただ、PUはギターの音を一番変化させる部品でありながらも、良いピックアップを載せると、ギター本体と他のパーツのレベルが気になり始めました。ブリッジやテールピース、ペグ、木材や塗装など、PUだけがレベル上がりすぎて他のすべてが追い付いてない感じです。ギブソンとの違いが際立ちます。

結論的に、オリジナルピックアップより少し良いけれどオリジナルのままでも良かったな、と思います。それくらいエピフォンのPU(alnico classic pro)は上出来ですし、他の部位もちゃんと出来ています。ちゃんとギターが弾ける人が弾いたら何の問題も無いですし、オリジナルもままでもアンプが良ければプロの現場で通用すると思います。高出力の物や、ハムをp90やフィルタートロンに変えたりと趣味の違う物にしたい場合は良いと思いますが、僕みたいに似たもの同士の交換はあまりお勧めしません。又、交換する前にPUカバーを外してみるのも良かったかもしれません。今度気が向いた時に、オリジナルのカバーを外してまた装着してみたいと思ってます。笑笑

 

以上